中高生向けサイエンス誌『someone』2026年夏号で稲葉優文の研究が紹介されました

株式会社リバネスが発行する中高生向けのサイエンス誌『someone』vol.75(2026年夏号)の特集「新しい素材が、時代を動かす!?」で、Anisoria Technologies(アニソリアテクノロジーズ)で技術開発・プロダクトオーナーを務める稲葉優文(関西大学 システム理工学部 グリーンエレクトロニクス工学科 准教授)の研究が紹介されました。

掲載誌:someone vol.75(2026年夏号)/株式会社リバネス
特集:新しい素材が、時代を動かす!?
記事タイトル:宝石を、極限環境に耐えるセンサーに変える ── ダイヤモンドが踏み込む深海400℃の未知なる世界
掲載ページ:P.8〜9
誌面の詳細:https://lne.st/business/publishing/someone/

記事では、ダイヤモンドを電極に使った電気化学センサーの研究を紹介しています。

深海の熱水噴出孔からは、400℃でも沸騰しない「超臨界水」と呼ばれる状態の熱水が噴き出しており、多くの素材は熱や化学反応で壊れてしまいます。そこで稲葉は、熱にも化学反応にも強いダイヤモンドに着目し、熱水に含まれる成分をその場で計測するセンサーの開発に取り組んでいます。

ダイヤモンドは本来ほとんど電気を通しませんが、ホウ素をわずか0.1%加える(ドープする)ことで電気が流れるようになります。さらに、計測の基準になる値のずれを金属製センサーの20分の1以下に抑えられることが、実験で確かめられています。

記事では、このセンサーの用途が深海調査だけでなく、二酸化炭素のリサイクルや、体内の変化を調べる医療センサーにも広がっていることを紹介しています。

稲葉は、当社のコア技術である回転電極電界整列技術に加えて、ダイヤモンドをはじめとする先端材料の研究にも幅広く取り組んでいます。当社は今後も、研究活動の成果を発信してまいります。